works 『きみとならどこへでも』

 

 

『 きみとならどこへでも 』

 

作詞作編曲:ちみしら

 

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埋もれたまま じっとこもる 芽のように
小さな声 ただ変わらないもの
きっと 誰も ひとりぼっち 気付かない
きみのことを ただ掬いとるのさ
まだだけど このまま止まるだけじゃ
知らないことみんな
あれも これも ここに すべて 刻もう
きみを遠くまで 連れて行ってあげるから
明日がなくても もうこの手は離さないよ

廃れたまま じっとりする 目の前に
僅かな息 ただ代われないもの
きっと 誰も ひとつ持ち 気付いたんだ
意味のことを ただ救えないのさ
そろそろで 僕らも もう行かなきゃ
要らないものみんな
あれも これも ここを すべて 刻もう
きみとどこへでも 暮れていった赤い空
明日はないけど もうこの手は離さないよ

ああ 醒めない夢が ほら 熱を帯びてくよ
一緒に行こうよ 果てまで

きみを遠くまで 連れて行ってあげるから
明日がなくても もうこの手は離さない
きみとどこへでも 崩れ落ちた世界から
明日があったら もうこの手は離さないよ

 

 

これも2年前に作った曲です。道標でBGMとして使用しましたが、もともとは歌有りでして、この度やっと公開することができました。

世界観的な設定は一応ありましたが、『少女終末旅行(WHITE FOX/「少女終末旅行」製作委員会) を見た時に近いものを感じたので、最終的にはこの作品をイメージして歌詞を書いた感じです。

音楽的なことを言うとすれば、ケルト音楽の話ですかね。イントロ,サビのキーはFになっておりますが、A,BメロはDでして、ケルト音楽ではよく使うらしいです。ケルト音楽はヨナ抜きだったり、ドリア旋法と呼ばれるスケールの取り方(キーDであればすべて白鍵になる/Dドリアと言ったりするらしい)をするみたいですが、実際A,Bメロに関しては、4の音は使ってませんし7の音もフレーズに1回しか出てきません。メロディで♯Fになるべき音のほとんど(Aメロはすべて、Bメロは後半)をF(ナチュラル)にしてるため、ここはドリア旋法にあたる訳ですね。

ええ、すべて偶然です。全く意識しないで作りました。奇跡です。正直ケルト音楽かと言うとちょっと違いますしね。

今回参考にした曲は、『のんのん日和』『おかえり』(共にZAQ)、トトロの『さんぽ』(久石譲)、『日常』(星野源)でした。