トランプゲームのご紹介

 

もうこの際、何でもアリのブログにしてしまえ。

 

そんなわけで、今回は、オリジナルトランプゲームの紹介をするぞ!

 

学校にボードゲームサークルとかあればねえ、入ったと思うんだけどね。

以前、東急ハンズに行ったとき、たくさんゲームがあったんで、最近流行ってるし面白そうだし買ってみようかと思ったけど、「一人暮らしの家に買って帰ってもな・・・・・・」と現実を見たのであった。

 

トランプゲームを考えるのは、実は結構試みているのだが、なんせ実践する機会もなければ、相手もいないので、ルールブックは頭の中に仕舞ったままなのが実に勿体ないのである。

今回紹介したゲームを、いずれ皆様にやっていただけるのであれば、これ幸い。

 

 

最初に、どれにしようかと考えていたのだが、やはり処女作から出すべきか。

 

私が高校時代所属していた卓球部で、大富豪がブームだったので、部活後に部室に残って結構やっていた。

俺が言い出したか、別の奴が言い出したか定かではないが、オリジナルのゲームを作ることになり、一応俺がメインでルールを考え、試行しながら、部員同士でちょこちょこルールを付け足した感じである。

 

タイトルは、

「TTページワン

 

ゲームの流れは、アメリカンページワン(UNOの原型)と似ている。

 

■推奨人数

3人~6人

 

■準備

1.カード1組(ジョーカーの枚数は2枚。1枚は予め除いておく)をよく切り、各プレイヤーに7枚ずつ配る(5人の場合は6枚ずつ、6人の場合は5枚ずつ)。残りは“山札”として裏向きで中央に置いておく。

2.じゃんけん等で“優先権”を得る順番を決める。“優先権”が上位のプレーヤーから「シークレットカード」「ワイルドカード」「パス権」「スターター」のうち1つを選んでいく。なお、3人の場合は「スターター」を除外。5人以上の場合は、上位4人までしか“優先権”を得ることは出来ない。

3.各プレーヤーは、手持ちのカードを全て、“持ち札”として、自分の目の前に表向きにして提示する。このとき、“優先権”で「シークレットカード」を得た者は、“持ち札”のうち任意の1枚を裏向きにしたままで、ゲームをすることができる。また「ワイルドカード」を得た者は、ジョーカー1枚を“持ち札”に加えることができる(故に、初期持ち札が8枚)。

 

■目標

すべての“持ち札”を、“台札”として“場”に捨てること。

 

■進行

・“山札”から2枚を表向きにし、山札の左右に置く(“台札”)。

・プレーヤーは、2枚の“台札”のうち1枚の「マーク」もしくは「数字」のいずれかが一致するカードが“持ち札”にある場合、原則1枚を該当する“台札”の上に重ねて置く(“場”に捨てる)。一致するカードがある場合は、絶対に出さなければならず、一致する札を持っていない場合、一致するカードが出てくるまで、“山札”から1枚ずつ引かなければならない。当然、ここで引いたカードはすべて、“持ち札”として公開しなければならない。

・“台札”と「数字」が一致している“持ち札”が2枚以上あるとき、それらは一度に“場“に捨てることが出来る。この場合、新たな”台札”は一番上にある札となる。

・「スターター」から時計回りに、上記の動作を行う。3人の場合、新たに任意でスターターを決める。

・「シークレットカード」を得た者は、任意の1枚を非公開にできるが、必ずしも非公開にしなければならないわけではない。また、ゲームの最中で、非公開にするカードは、何度でも変更できる。

・「パス権」を得た者は、“持ち札”の中に、“場”に捨てられるカードがあった場合でも、「パス」と宣言することで、そのターンの行為を免除される(1回限り)。

・「シークレットカード」の非公開カードが、“台札”に一致する唯一のカードだった場合においても、捨てなくてよい(捨ててもよい)。

・カードを“場”に捨てることで、“持ち札”が残り一枚になる場合、そのカードを捨てる際に「ラストワン」と宣言しながら捨てなければならない。宣言しなかったことが判明した場合、失格となる。仮に宣言せずとも、他のプレイヤーが気付かなければ、ラスト1枚を捨てるまでに宣言すれば、その宣言は有効となる。

・“山札”がなくなる場合には、“場”のカードをよく混ぜ、新たな“山札”を作る。

 

■特殊カード

・5:スキップ

  このカードを”場”に捨てたプレーヤーの、次のプレーヤーの順番が飛ばされ、その次のプレーヤーのターンとなる。n枚同時に捨てた場合、n人分順番を飛ばす。

・7:ドロー

  このカードを“場”に捨てたプレーヤー以外は、そのターンにおいて“山札”から1枚ずつカードを引かなければならず、当然公開する(「シークレットカード」を得た者は、ここで引いたカードにも適用することが出来る)。n枚同時に出した場合、n枚ずつカードを引く。

・9:リバース

  このカードが“場”に捨てられたとき、ターンの回る順番が逆になる。n枚同時に捨てた場合、n回順番を逆にする。

・K:Change the World

  このカードが“場”に捨てられたとき、“山札”から1枚とり、その“場”に新たな“台札”として提示する。n枚同時に捨てた場合、n回この動作を行う。ここで最終的に新たに提示されたカードが、特殊カードである場合も、その効能は適用される。ただし、「7:ドロー」が提示された場合、「K」を出したプレーヤーも、“山札”から1枚引かなければならない。

・A : ドミネート

  このカードが“場”に捨てられたとき、もう一方の“台札”のマークは、Aのマークとして扱う。例えば台札aに4があり、台札bに♡Aを捨てると、台札aのカードは4として扱われる。故に、次のターンは♡しか一致するマークがない。

ジョーカー:ワイルドカード

  このカードは“台札”がいかなるカードだった場合でも、“場”に捨てることが出来る。このカードを“場”に捨てたプレーヤーは、次のプレーヤーが出す「マーク」を指定することが出来る。ただし、「数」の指定をすることは出来ず、特殊カードの代用とするのも不可。

 

◾️解説

 アメリカンページワン、およびUNOに限らず、多くのカードゲームは、自分の手札を相手に公開することは少ない。相手のカードが見えないため、相手のカードを推測した上で戦略を立てることが重要になる。

このゲームでは、手札を公開していることが大きな特徴である。「それでは、めちゃくちゃ簡単じゃないか」と思われがちだが、実はそうでもない。“捨てられるカードは、絶対に捨てなければならず、なければ出るまで引き続ける”というこの仕組みは、実は、ゲームの要となる。その他特殊カードのによる想定外の展開も面白い。しかもこの特殊カードを誰が持っているか分かるのだから、これはヒヤヒヤものである。元々立てていた戦略が崩れていくこと請け合い。

自分が上がることを優先してもいいし、誰かが上がるのを阻止するのも良い。連続でゲームを行なって点数をつけていくなら、また戦略も変わってくるだろう。チーム戦で行うのもまた一興だ。

ちなみに、「シークレットカード」保持者は結構有利である。優先権を早めに得た場合は、ぜひ選んでほしい。

 

ゲーム名「TTページワン」はお察しの通り、TableTennis から来ている。ちなみに2つ台札があることからTwoTables の意味もかかっている(後付け)。

実は元々卓球部で呼んでいた名前は別にあり、その名も「小保方」。更に「ラストワン」に関しては、STAP細胞はあります!」と宣言していた。完全なおふざけで申し訳ないのだが、これは私の案ではなく、小保方晴子大好き部員の発案である。

 

今度誰かやって。