レビュー #私は君を泣かせたい
2016年11月より、アニメイトが新たなツイッターアカウント、「アニメイト百合部」を開設し、2017年4月には、池袋本店にて「ゆりめいと」なるフェアを行った。
現在では、ゲーマーズ、芳林堂書店(書泉)でも百合部の活動が展開しつつある。
アニメイト百合部 (@animateyuribu) | Twitter
ゲーマーズ百合部@6/25百合の日座談会 (@gamersyuribu) | Twitter
書泉百合部 (@SHOSENyuribu) | Twitter
活動としては、ツイッターでの百合作品の紹介、百合作品フェア(店頭にて特典が付くなど)の実施、イベントの開催等、精力的である。
そんな百合部が、最近の百合作品の中でこぞって注目していた作品がこちら。
『私は君を泣かせたい』(文尾文著/ヤングアニマルコミックス)
相沢羊
仮面優等生。映画好き。実質1人の映画研究部部長。
虎島ハナ
不良少女。学校に全然来ていなかったが、映画館で羊と出会い、学校に来るようになる。のちに映画研究部に入部。
確かに良い作品である。
それぞれ違う意味で不器用な二人が、少しずつ距離を縮めていって、お互い“本当の君”の姿を見つけていく様が、実に丁寧に描かれている。
線が細めで、すっきりとした作画は、表情の心理描写に集中させてくれる。
特に13話で、虎島に腕を捕まれた羊の表情は、実に良い。
ただし!!!
表紙ほど百合成分がありません!!!
別にゆりゆり詐欺をするつもりはないんでしょうが、百合部の怒濤の推しのせいで、めちゃくちゃハードル上がっちゃったんですよね!!!
みんなも気を付けよう!!!
とはいえ、まだ1巻だし、今後二人がどうなるかは未知数。
この感じのまま、百合百合してくれれば、相当強い作品です。
期待してます、文尾先生。