今週のひとつ 第22回
本当にどうでもいいことなんですが、
ブログタイトル「箱の血 見知らぬ死」に句読点がつきました。
Johan Ståhl
FISM2009のマイクロ部門で第3位を獲得したアクトです。
先にネタバレしますと、スリービングを駆使しております。
スリービングというのは、シャツやジャケットの袖に物を隠すことで、
出現・消失・変化などを演出する技術です。
実は僕も数年間研究はしていて、ペンは結構上手に消せます。
ただ実践的ではない(失敗のリスクがある、角度に強くない)のと、
やはり袖は怪しまれるので、
人前でやることはほとんどありません。
が、
彼がすごいのは、これを真横と正面から可能にしたこと。
そして、ご覧ください、袖を捲っています。
彼の出したDVDのタイトルは「スリービングレス・スリービング」。
そう。袖のないスリービングなのですよ。
スリービングはその原理上、捲った状態では不可能。
しかし彼はそれを可能にしているのです。
僕もよく分からない。
まあこれがウケまして、色んな賞をかっさらったわけですね。
とはいえ、演技自体も非常に上手。
ミスディレクションがしっかり観客に効いてます。
なかなか良いアクトです。
そんなわけで、今回はここらで。